社長の想いブログ

建物価格簡易計算システム誕生の秘話(悲話)

2007年8月26日 

私は現在、藤原西町に自宅を建て住んでいます。
元々、高島学区の中井が出身地ですが、次男なので同学区の雄町に長い間住んでいました。
縁があり、藤原西町に180坪の土地を手に入れ、その一角に現在の自宅を建築しました。

               当時、当社は住宅建設は行っていません。
そこである住宅会社に声をかけ、家つくりにはいりました。

 

家つくりの中心は我女房で、他に何も望まないから家だけは納得できる家にしたい
という私に対する要望でした。

 

女房が自ら間取図面を引き、何度も手直しをしながら何日も徹夜を行う身の入れようでした。
住宅展示場や各社のショウルームに足を運んだ回数は、100回を超えています。
その都度、係員の説明を念入りに聞くことに、手を抜くことはありません。
何が彼女をそうさせるのか、と思えるほどでした。

 

依頼をした住宅会社は、岡山の中堅地場工務店で、全国ネット商品を扱っていました。

標準仕様における建物の坪単価は表示されていましたが
(建物の大きさに関わらず一定の坪単価)
住宅会社の営業マンと、各社のショウルームに出向き、
自分が気に入った『瓦・壁・設備品・建具等』を使用した場合の、
標準仕様との価格差を女房が営業マンに質問をするのですが、営業マンにはわかりません

ショウルームの価格では、定価はわかっても入り率がわからず、
しかも自社の標準仕様における各々の価格さえ、営業マンはわかっていません

 

そんな状況で、同行している私が女房に決断を迫られるのですが、
住宅の大きさは60坪を超え全国ネットの商品で価格は標準仕様でもそれなり、
その上にショウルームで気に入った物に変更をしていくと
総額がどうなるか想像もつかなくなり、私自身完全にパニックにおちいってしまいました

 

ショウルームでは、どうしても価格の高い商品に目がいきます。
私の心は、その場で女房に対し気に入っている商品のランクを、
いかに落とすことを納得させることができるか
となってしまっていました。

 

この時の私の大変さをご理解いただける方は、
私と当社の一級建築士が作り上げた<建物価格簡易計算システム>
素晴らしさ・便利さをご理解いただける方だと思います

 

次回に、2つの要素から成り立っているシステムの概念をお伝えします。